出会い系やマッチングアプリでは性病感染に注意!流行している理由と予防方法を解説

危険やトラブルの対策

出会い系アプリやマッチングアプリで異性と知り合い、仲良くなりセックスしたとします。それから数日から数週間後、のどが腫れたり性器やその周辺がかゆくなったとしたら、その人は性病という病気にかかっているかもしれません。

性病(せいびょう)は、じつは私たちにとって身近な病気で、さいきん性病に感染する人が増えているという医療機関による統計があります。増加している原因として、専門家たちは

  • 出会い系サイト・出会い系アプリ
  • マッチングアプリ・婚活アプリ・婚活サイト

などの存在を指摘しています1)https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56165

性病は、すでに感染している人と、未感染の人が性的な接触(キスやオーラルセックスも含む)をすることによって感染することが多く、特に女性が感染すると妊娠や出産に影響を及ぼすことがあるので他人事ではありません。症状としては性器周辺がかゆくなったり、性器から膿(うみ)がでる、など様々です。

マッチングアプリや出会い系サイトを使って異性と関係をもてば、誰でも性病に感染するということではありません。予防方法はありますし、検査キットを購入すれば、自分が性病に感染しているかどうかを自宅で簡単に検査することもできます。万が一、性病に感染したとしても、ほとんどの性病は投薬治療で完治します。

出会い系やマッチングアプリを使って恋人や遊び相手を探すと性病に感染しやすい理由と、性病の予防方法を理解して、安全に楽しく異性と出会ってください。

なぜアプリで出会うと性病に感染しやすいのか

出会い系アプリやマッチングアプリを利用する人の多くは、10代(利用できるのは18歳以上)・20代の男女です。利用者の年齢層が低く、性病に関する知識がやや乏しいことが、性病に感染しやすい理由として考えられます。他にも、マッチングアプリに登録している人のアプリを利用する目的(セフレ作り等)や、若い世代の出会いに関する意識も関わっていると考えられます。

性病の知識が少ない利用者が多い

ふつう、10代や20代の男女は性病に関する知識はすくないです。若い男女が予防方法を知らずにアプリ経由で出会い、異性と性的関係をもてば性病に感染する確率は高くなります。

日本でも性教育は行われていますが、その内容は十分ではありません。海外では中高生のうちに避妊具の使い方や、性病感染の仕組みなどを教わるのに対して、日本ではそこまで具体的ではなく「性」に関する抽象的な内容の性教育になりがちです。

出会い系アプリやマッチングアプリは18歳から利用でき、高校を卒業したらすぐに出会い系アプリやマッチングアプリに登録して恋人を探す男女もいます。このような、知識だけでなく人生経験も浅い男女がアプリを使って異性と出会えば、やはり性病に感染する確率は高くなります。

セフレ探しやヤリ目でマッチングアプリを使う人がいる

マッチングアプリはほんらい

  • 真剣な恋愛をする相手
  • 将来結婚を考えられる相手

などを探すために使われるアプリですが、真剣な出会いを探している人を狙ったセフレ探しやヤリ目を目的として利用されるケースが増加しています。

マッチングアプリはおもに恋活や婚活を目的とした人向けのサービスですが、恋活や婚活を目的とした人以外でも利用できます。極端な例をあげると、「セフレ探し」や「ヤリ目」などを目的とした利用者です。これらを目的としてアプリに登録している人が増えています。

マッチングアプリはどれも爽やかなデザインで、どのアプリも「恋活」や「婚活」ができるアプリとしてアピールしています。じっさい、ほとんどの人(とくに女性)が恋活や婚活を目的としてアプリを会員登録しています。セフレ探しやヤリ目が目的の人が狙うのは、このような真剣な目的で登録している人たちです。

セフレ探しやヤリ目を目的として登録している人は、マッチングアプリで出会う相手と真剣に交際する気はなく、ただ性欲を満足させたいだけです。マッチングアプリに登録すれば、真剣な出会いを求める人がたくさん見つかりますので、相手を騙すためには自分も真剣なフリをします。マッチングアプリの登録者は、セフレ探しやヤリ目の利用者からしたらカモなのです。

運営会社も見て見ぬフリはしていません。監視体制を整えており、恋活や婚活目的以外の利用者は取り締まっています。けれど、利用者がどのような目的でサービスを利用しているかは、アプリ内での行動を観察するだけではわかりません。じっさいに会ってみないとわからないのです。運営会社がいくら努力しても、恋活や婚活以外の利用者をアプリから完全に排除することは不可能です。

不運なのは真剣な恋活・婚活目的でアプリを利用している人たちです。遊び目的でアプリを使っている人は、単純に性的接触の回数が多いので、性病に感染している確率があがります。そんな人とマッチングアプリで出会い、騙されて肉体関係を持てば、通常よりの高い確率で性病に感染します。性病は感染しても自覚症状がないケースがあります。感染しているのに自覚症状がない人が、騙されたことに懲りずに継続してマッチングアプリを使う場合、性病の感染はどんどん拡大していくのです。

出会えるアプリにより出会いの機会が増加している

サクラがいない出会い系アプリやマッチングアプリが普及することにより、誰でも気軽にアプリを使って出会いを探せるようになりました。この結果として出会いの機会というか、異性と出会う回数が増え、それにつれて性病に感染する確率は高くなります。

むかしは出会い系といえば、サクラがいたり架空請求が行われなど、犯罪の巣窟のような印象がありました。印象だけでなく、ほんとうにサクラばかりで、出会い系といっても本当は出会えないサイトばかりでした。しかしマッチングアプリの台頭や、出会い系に関連する法律の改正などにより、サクラがおらず本当に出会えるアプリが増えています。

これまで一般的だった男女の出会い方である

  • 友達の紹介
  • 合コン
  • お見合い

などと比較すると、マッチングアプリや出会い系はとても便利です。というのも、いつでも相手を探せて、しかも同時並行で複数の異性と接触してもOKだからです。これらの特徴により、利用者にとって出会いに対してのハードルはかなり下がりました。これは、性交渉の相手や機会を増やすことが容易になったと捉えることも可能です。性交渉の相手や機会が増えれば、性病に感染する確率はおのずと高くなります。

マッチングアプリや出会い系での性病感染の予防方法

性病のほとんどは性的な接触によって感染します(例外もあります)。性病感染者と性的な接触をすれば誰でも感染するものではなく、予防する方法はあります。マッチングアプリや出会い系を利用する人が取り組むべき予防方法を大きく分けると

  • 性行為のさいに装着する用具(コンドーム)で予防する方法
  • 性行為の相手を選ぶことによって予防する方法

この2種類に分かれます。どちらも、誰でも取り組めるものばかりです。予防方法の中でも、おすすめはコンドームの着用です。コンドームの使用を徹底するだけで男女ともに性病に感染する確率をおおきく下げることができます。性病を予防するにあたり、コンドームの装着は欠かせません。

コンドームを使用する

性病予防の基本はコンドームの装着です。コンドームはゴム製の製品で、性行為のさいに男性が装着して利用します。

コンドームは正しく装着することが重要で、ただしく装着していれば(オーラルセックスのときも装着しないと効果はありません)、高い確率での性病感染予防効果が期待できます。効果は性病感染予防だけでなく、避妊具としても優れています。

コンドームはそれほど高くありませんし、amazonなどのネット通販でも簡単に購入できます。最新のコンドームは男女の使用感やデザインなど、さまざまな方面へ配慮して作られているので、男女どちらも購入・利用しやすくなっています。

男性はコンドームを購入して準備しておくべきで、女性もいざという時のために自分でも持っておくと安心です。コンドームを着用していれば、これから紹介する予防方法を実践できなかったときでも性病感染の確率を下げることができます。

不特定多数と性的関係を持たない

短期間における不特定多数との性的交渉は、性病に感染する確率を高めるのでおすすめできません。

性病のおおくは性行為によって感染します。もし複数の相手と性的接触があれば、とうぜん性病に感染する確率は上がります。基本的には、相手の数が多ければ多いほど確率は上がっていきます。

どんどん替わる相手が、過去にどんな人と関係を持ったかを完璧に知ることはできません。見ただけで相手が性病に感染しているかどうかを見分けることは難しいです。知り合った相手に対して「性病にかかってる?」と聞くことも普通はできません。つまり、これからセックスする相手が性病に感染しているかどうかはわからないのです。

不特定多数と性的関係を持つということは、性病感染のリスクを劇的に高める行為であることを理解しましょう。

不特定多数と性的関係を持つ人と性的関係を持たない

たくさんの人と性的な接触を持っている人は性病に感染する確率が高くなります。ということは、たくさんの人と性的な接触をしている人と関係を持つことは避けるべきです。

性病は性的な接触によって感染し、感染者が性的な接触を繰り返すことによって範囲が拡大していきます。よって、不特定多数の異性と性的な接触を繰り返す人と性的な接触をすると感染する確率が高くなります。このような人とは、遊び目的とはいえ関係を持たない方が性病予防の観点からは安全です。

出会い系アプリには、「業者」と呼ばれる、風俗嬢のようなことをして金銭的報酬を得ている人たちがいます。このようなお金を払えば誰とでも関係を持つような女性と接触する場合、しっかりと予防しないと性病感染の危険が高くなります。

外国人観光客との性的接触は避ける

日本を訪れる訪日観光客との性的接触は、病気に感染するリスクが上がる可能性がありますので避けたほうが安全です。

日本を訪れてくれる訪日観光客は増加しています。中には日本人をナンパしたり、出会い系アプリを起動して日本人との出会いを探す外国人もいます。match.com(マッチドットコム)やTinder(ティンダー)などの、世界的に流行しているマッチングアプリをインストールして起動すれば、日本でも

  • 旅行先で出会いを求める外国人観光客
  • 外国人の異性(または同性)との出会いを求める日本人

などがすぐ見つかります。

観光客としては外国人を歓迎すべきですが、性的な関係を持つとなると話が別です。外国人観光客の母国の病気の流行状況が日本ではわかりづらく、観光客は様々な場所を移動し、たくさんの人と(性的なもの以外の)接触をするからです。それに、その人が母国でどのような生活をしているかを、関係を持つ前に知ることは困難です。

アプリを使えば簡単に外国人の異性とも出会える時代です。アプリ等から知り合いになることは簡単ですが、性病等の感染予防という観点からは性的接触をさけるべきです。

性病の疑いや不安があるときの対応方法

性病は感染しても自覚症状がでない場合もありますが、症状としては

  • (女性のみ)おりものが多い、おりものの匂いが普段と違う
  • 性器周辺がかゆかったり痛い
  • 性器周辺にイボができる
  • 排尿時に痛みがあったり膿がでる
  • 尿道がかゆい
  • 喉が腫れて痛い
  • 皮膚に発疹がでる

などが出ることが多いです(他にも症状はたくさんあります)。性病は特に女性の体に大きな悪影響を及ぼす恐れがあるので、これらのような症状がでたり、不安を感じているときは検査キットを購入したり、専門の医療機関で診察を受けてください。

性病には潜伏期間がある

性病は感染したらすぐに発症するものではありません。感染した性病の種類によって期間に差はありますが、一定の潜伏期間を経て症状が発症します。

潜伏期間の目安は数日から数週間です。エイズやB型肝炎・C型肝炎の場合は2・3ヶ月後に発症することもありますが、わりと一般的で感染しやすい性病は早くて数日後に発症します。

女性や結婚前の男性は早急に検査するのがおすすめ

女性が性病に感染すると、将来的に妊娠や出産に悪影響を及ぼす可能性があります。女性だけでなく、パートナーがいる男性も不安を感じたり、症状が出たら早めの検査がおすすめです。

ほとんどの性病は感染しても、適切な治療をすれば完治します。それでも、女性の体には大きな悪影響を残す可能性があります。というのも、性病に感染した結果、子宮や卵管などに炎症がおこり、それが妊娠や出産に影響を与えることがあるからです。また、性病が完治しないまま妊娠・出産すると子供に胎内感染するなどの恐れもあります。

女性の体に大きな悪影響を与える恐れがあるので、パートナーがいる男性も自分が性病に感染していないかの注意が必要です。日本では「ブライダルチェック」という検査が普及しつつあります。ブライダルチェックとは、結婚前に行う性病検査のことです。検査内容は通常の性病検査とおなじですが、日本で感染がよく認められる性病にかかっていないか、ひととおり検査します。結婚を考えているカップルは、二人で話し合い、二人ともブライダルチェックすることで、妊娠・出産にあたって余計な不安を排除することができます。

ブライダルチェックは自宅で、性病検査キットを使って行うことができます。ブライダルチェックをしたい場合は、次の項で説明する内容を確認し、できるだけ検査項目が多い検査キットを購入して検査してください。

自宅で検査キット「STDチェッカー」を使い検査

性病は誰でもネットで購入できる性病検査キット「STDチェッカー」を使えば、自宅で簡単に検査できます。STDチェッカーは数千円から購入でき、購入してから1週間程度で検査結果がスマホからわかるので、感染の不安を感じてる方におすすめです。

性病には複数の種類があります。代表的なものとして

  • 梅毒
  • クラミジア
  • 性器ヘルペス
  • 淋菌
  • トリコモナス
  • HIV(エイズが発症する原因となるウィルス)

などが挙げられます。HIVを含むこれらの性病は、ネットで誰でも購入できるSTDチェッカーを使えば、感染しているかどうかを確認できます。

STDチェッカーは数千円程度で購入できます。検査項目がSTDチェッカーほど料金が高くなりますが、高くても1〜2万円くらいで購入できます。決済も代引き、クレジットカード、キャリア決済など、様々な決済方法に対応しています。

STDチェッカーは購入してから1〜3日程度で自宅に届き、届いたら唾液の採取や採血を行います。採取や採血した検体は検査キットの指示に従い郵送します。郵送したらあとは結果を待つだけです。検査結果は郵送してから1〜3日程度でわかり、スマホなどのネットから検査結果を確認することができます。しっかり梱包されているので、家族と自宅に住んでいる方でもバレることなく検査できるはずです。

性病は感染すると、自分の免疫力ではなかなか治癒しません。だから、もし性病感染ではないかと疑っていたり不安を感じているときは、お金と時間がそれほどかからないSTDチェッカーで検査することをおすすめします。

性病検査キットを購入する

性病感染していたら医療機関で診察と投薬治療

性病に感染していたら、医療機関で診察してもらい、適切な治療を行うことでだいたい完治します。治療内容は投薬・注射などがおこなわれます。

もし検査キットを使って結果が陽性だったら、医療機関で診察と治療をしてもらいましょう。性病は性病科だけでなく、泌尿器科や皮膚科、女性なら婦人科で診察してもらうことができます。診察の前に、検査キットの検査結果を伝えておくとスムースに診察をしてもらえます。

治療方法は

  • 抗生物質などの薬の服用
  • 塗り薬の塗布
  • 注射

などがあり、性病の種類や症状によって治療内容は変わります。

出会い系やマッチングアプリを使うなら性病予防が大事

性病は感染の仕組みや、予防方法を理解していればかなり高い確率で予防できます。理由なく「自分は大丈夫」とは思わず、関係を持つ相手のことも配慮し、適切に行動してください。異性と二人で会うときは、常にコンドームを持参し、正しく使用するだけでも予防効果はじゅうぶんあります。今は出会い系やマッチングアプリで男女が知り合い、結婚するのが当たり前の時代です。このような時代だからこそ、ブライダルチェック等でしっかり検査することが、良好な関係を維持する上でも重要です。

引用・脚注   [ + ]

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